2026/02/02 05:40
〜〜その1からの続き
18時30分、無事に定時から15分遅れて深圳湾を出発。
気が付けばすっかり日が暮れてしまった。

順徳到着予定は20時00分だったが、バスの運ちゃんがまるで首都高の走り屋の如く前方車両を追い越して高速道路を猛爆走してくれたおかげで19時40分には到着。1時間ちょいで着いちゃった…順徳の飲食店は20時や21時位で閉まる店が多いので、最悪お目当ての晩御飯を逃すことも覚悟していたのだが…。配車アプリDidiを使って最初の目的地である水仙头私房菜へ急いで向かう。

大良桔子水晶酒店から車で15分程、10元(220円くらい)で到着。

中国に来たなぁ…としみじみさせてくれる壮観な佇まいの店。

注文は水槽の中に泳いでいる魚介の中から好きなものを選んで料理を作ってもらうスタイル。

水槽の中で泳いでいる魚達。魚に詳しくない私はとりあえず服務員のお勧めにする事にしようと思い訊いてみたが、「どれもお勧めだよ。でもまあ€℃¡‰∇(魚の名前)とか∀∅∝⊕%(魚の名前)とか美味しいよ」と言われて途方にくれる。
順徳名物のひとつに魚生という魚料理があるので、それに合う魚をお願いしたら、1.5キロ程の紅東星斑という広東料理には最もお馴染みのハタ系の魚を勧められたので、その魚を使って2品調理してもらった。

普洱熟茶とビールを飲んで暫く待っていると、まず最初に出てきたのは魚生という中国版のお刺身。皿に氷の絨毯が敷かれ、薄く切られた大根の上に細かく切られた生魚の切り身が5-6片纏めて美しく添えられている。
赤玉ねぎ、搾菜、白菜(青菜の漬物)、らっきょうの酢漬け、生にんにく、生生姜、生姜の酢漬け、レモングラス、ピーナッツ、サクサクした謎のもの…それらの薬味と、塩や砂糖、醤油やピーナッツ油などの調味料を一緒に魚にかけて食べる。


服務員のおばさんに盛って貰った。ほんの数十分前まで水槽を泳いでいた魚には薬味も相まってか一切臭みがなく、もちもちした魚の食感で非常に美味。箸が止まらず、秒で完食。余った薬味は次の品が来るまでのビールの肴に。

二品目は伝統の広東料理、清蒸紅東星斑。でぇ~んと魚が正体を現した。東星斑は広東料理ではとてもポピュラーな魚で、種類も豊富。紅い皮が映える紅東星斑は祝いの席などに用いられるので同じ東星斑の中でも特に高級なんだとか。…正直美味けりゃ良い自分には紅東星斑じゃなくても良かったのだけど、出された後では時既ににお寿司…。
蒸した魚に広東料理特有の甘味のある生醤と熱々に熱したピーナッツ葱油を掛けて上から葱や生姜を盛っただけのシンプルな料理。シンプルな料理故に料理人の技術と素材の鮮度に差が出やすい。
そしてこれが非常に美味で、今まで食べたどの蒸し魚よりも断トツに美味かった。火の通し加減が絶妙で身が脂が乗っていてプリプリしていて魚の味がしっかり感じられるのに淡白で、食いごたえある。きっと1日中食べ続けても飽きない美味しさだった。
これだけでも順徳に来て良かったと感じられた。

三品目は蚕の韮葱炒め。
広東省は古くから養蚕業(蚕の繭からシルクを取る)が現地経済を支えていた歴史があり、シルクの原料である蚕は高タンパク質で栄養価が高いので、蚕を使った料理もよく食べられる。せっかく順徳に来たのだから美味しい虫料理も食べてみたいということで注文。甘じょっぱく味付けされた蚕は外はサクッと中はクリーミーで美味い。若干の苦味がビールと非常に合う。


4品目は砂虫(沙虫)湯。
広東料理と言えばスープ。スープと言えば広東料理と言うことで絶対外せない湯。
服務員のおばさんにお勧めのスープを頼んだらこれが出てきた。砂虫は「虫」とは書いてあるけど海辺の砂地に生息するゴカイの仲間。砂虫も中国の南の方ではよく食べられる食材。癖のない味とコリコリした食感が特徴的で、福建省などでは砂虫をゼラチンなどで固めて薬味や辛子などと一緒に食べるのが好きで滞在中はよく食べていた。
このスープが本当に美味。具材はシンプルで玉ねぎと葱と砂虫。玉ねぎと砂虫の出汁に牛乳を併せているのだと思う。砂虫の砂はしっかり抜いていたので不快さは0。ミルクのコクがスープを引き立てていて、スッキリマイルドだけど濃厚な味わい。コリコリした砂虫の食感が病み付きになる。
お腹いっぱいで食べ切れなかった蚕は包んで貰って宿で夜食のビールの共に。
気になる金額は、、、、
計4品+ビール(藍女)一本+微信手数料3% 合計755元(16800円くらい)
魚が一匹500元以上したけど、香港で同じ魚を注文しようすると2000HKDくらいするのでかなり割安だと思う。
中心地のホテルでDidiで向かい、チェックインを済ませて少し散歩をした後、長かった1日が終了。ベッドに入って3秒で寝付いた。

↑旧正月前なので利子袋などのお正月グッズが並ぶ小店
水仙头私房菜
良逢路君临名邸西门西150米路南(永怡楼西北)
