2026/02/03 23:26


昨晩食べ過ぎたせいで朝起きても全くお腹が空いていないので少し近所を散歩をしてから飲茶を食べに宿の近所の茶樓へ向かうことにした。



非常に活気があった。中国の街に来たら必ず街市を訪れて欲しい。人々の生活の片鱗を伺える。


青空無料床屋。頼めば川を眺めながら大五郎並みの際どいツーブロックに散髪してもらえる。



街市など宿の周りを散歩して今回最初の茶樓顺德十九楼に向かった。店の外観を撮り忘れてしまったが、凤城大厦という大通りの交差点の角にある目立つ複合ビルの3階にある。


外観を撮り忘れた。


顺德十九楼は1987年から約四十年続く老舗茶樓で、お店は朝の7時から営業している。私が10時頃訪れても店内は地元の人たちでかなり賑わっていた。服務員のおばさんたちも最初は忙しない感じの接客だったが席に着くと親切に説明してお茶を淹れてくれた。
お茶は菊華茶に羅漢果というとても糖度の高い果実を半切れ加えてもらった。

外の景色を眺めながら茶を飲んで注文した点心を待つ。なんとも優雅な時間だ。


羅漢果(ラカンカ)解熱、肝臓、脾臓、肺に良い中国では長寿の神果として親しまれている。


暫くするとワゴンに積まれた点心がどんどん机に運ばれてくる。

十九樓蝦皇。ぶつ切りの海老の身がプリプリの皮に包まれているだけのシンプルな料理だが、激ウマだった。


十九樓蝦皇は小口に切られた海老の粒が、浮き粉(小麦粉から澱粉を分離した粉)で出来たプルプルの皮に包まれている所謂海老餃子。

海老餃子にも店によって其々こだわりがあるが、この店は海老の切り身だけを包んでいた。海老は広東料理店にとっての生命線で、海老の鮮度がその店の指標になると言われているので料理人達は海老に命を懸けていると言ってもいい。

そんな海老をそのまま包んだ料理なのだから美味しくないわけがない。


白灼芥藍。点心の口直しに最適。


白灼芥藍油入りの湯にサッと湯引きした芥蘭という中国南部では一般的なブロッコリーとアスパラを掛け合わせた様な野菜を醤油、砂糖、ごま油、ネギ、生姜などを混ぜた特製のタレで食べる料理。芥蘭の鮮度も良く、甘みがありコリコリした歯応えが良い。
点心の口直しに丁度いい。


鮮蝦菠菜餃


鮮蝦菠菜餃

プリプリの皮の中には大量のほうれん草と海老のすり身とぶつ切りが入っている。かなりボリュー厶があったが美味しいのでぺろりと平らげる。



韮黄鮮蝦粉。腸粉への価値観が変わった。

韮黄鮮蝦粉
米粉や浮き粉、コーンスターチなどを混ぜたタネを鉄板で蒸し焼きにしたもので具材を巻いて、醤油ベースのタレで食べる広東料理の定番、腸粉。私が今まで香港の場末の店で食べていた腸粉とはいったい何だったのかと、そのへんの場末の腸粉とは一線を画していて驚いた。
生地のモチモチとトロトロ感、黄韮のシャキシャキ感、海老のプリプリ感といろんな食感を愉しめて非常に美味しかった。

名前が思い出せないがセロリの風味が効いていて絶品だった。


料理の名前が思い出せないがこれも絶品だった。
まず彩りが綺麗。浮き粉の透き通った生地の中に豚のミンチ、セロリ、人参、キクラゲが入っている。餃子の上から黒松露という中国の黒トリュフがかかっている。ジューシーな豚肉の油とセロリと黒松露の風味が効いていてとてもバランスが良い。

肉とにんにくのエキスが肉に敷かれたタロイモが吸っていて美味だった。


金銀蒜蒸排骨
スペアリブのニンニク豆鼓蒸し。塩漬けした豚のスペアリブに、揚げたニンニク(金蒜)と生のニンニク(銀蒜)の2種類のニンニクと豆鼓で蒸し上げている。濃厚なニンニクの風味が効いていて美味しい。豚肉の下にはタロイモが敷かれていて、スペアリブのエキスをたっぷり吸っているのでモソモソしている芋がしっとりしていてこれまた美味い。




計6品、お腹いっぱい食して合計で149元(3300円くらい)どの料理もレベルが高く順徳ブランドに圧倒される。

大満足の朝昼兼用食だった。その日は1日順徳市内を観光して夜ご飯までの腹ごなしをする事にした。




顺德十九楼
广东省佛山市顺德区大良碧鉴路1号凤城大厦三楼